こんにちは。名古屋の頭痛治療家 山﨑みさき です。
昨日はこどもの片頭痛はどんなものか?また原因は?というお話でした。
今日も引き続き、こどもの片頭痛の予防と対処法についてのお話ししていきますね。
【こどもの片頭痛を予防する】
片頭痛は、いろんな誘発要因があります。複数の要因が重なるほど発作を起こしやすくなるため、出来るだけ事前に回避していくことが大切です。
におい・光・音に注意
におい
・乗り物や人ごみなど、空気がこもった場所は避けましょう。
公共交通機関を利用する場合は、出来るだけ人が少ない時間帯にするといいですね。
・また、普段からこまめに換気をしましょう。
・具体例・・・今はほとんど頭痛を感じなくなった私ですが、暖房が効いた教室、満員電車の中のモワッとした人の匂い、エレベーターの空気、車の中の独特なにおいは、今でも苦痛に感じますし、急いで外の空気を吸わないと頭が痛くなる予感がします。気をつけましょう。
光
・直射日光や、照明の強い光には注意が必要です。
これからの季節、ますます日差しが強くなります。外出時はこども用のサングラスや、ツバの大きい帽子を使うのもいいですね。
・朝起きてカーテンを開ける時も、窓に背を向け、直接朝日の光が目に入らないようにしましょう。
・テレビやゲームは急に画面が明るくなったり、強い光を発する場合があります。暗闇で見るのはやめて、出来るだけ部屋を明るくしてみるようにしましょう。
・学習机のライトは蛍光灯よりも、白熱灯の光の方が目に優しくて良いでしょう。
音
・大きな音、ザワつき、キンキンする音、片頭痛のこどもは非常に音に対して敏感になっています。
不快に感じる音は人それぞれ個人差がありますが、嫌な印象や思い出と共に、その音をセットで体が覚えているので体が反応する場合もあります。
また、人の話し声でもツラく感じることがあります。大きな声や、高い声、キンキンした声、早口で責め立てるような口調は厳禁です。

【こどもの片頭痛の対処法】
まずは暗い部屋で安静に
頭痛の発作が起きた時に誤った対処をすると、痛みが増したり、長引くこともあります。
予防とともに、対処法も覚えておきましょう。
まずは静かな暗い部屋で休ませましょう。発作が起こっている最中は、音や光にとても敏感になっています。カーテンを閉めて光が入らにようにした部屋で安静にさせてあげましょう。
話しかけられるだけでもツラい場合は、無理に会話しようとせず、そっと見守ってあげましょう。
ズキズキと痛む部分に保冷剤などを当てて冷やすと痛みが和らぎます。保冷剤はタオルなどで包み、適温にしてから当てるようにしてください。
運動や入浴は避ける
マッサージ、入浴、運動など、血行を良くするようなことは避けた法が良いでしょう。
発作が起きている最中は、血行が良くなることで痛みが増してしまいます。
頭が痛い時や、痛くなりそうな時でも、先生に言い出せず、無理して体育の授業に参加してしまうお子さんもいますが、無理をしてしまうと嘔吐するほどのひどい痛みになってしまうことがあります。
そうなる前に保健室で休ませてもらえるよう、親御さんからも事前に先生方に相談しておきましょう。
認めてあげる
どんな症状でも、ご家族が認めてあげることが大切です。
軽い頭痛であればお母さんやお父さんが痛みを解ってくれたという安心感で、痛みが和らぐ場合もあります。
学校を休むという選択肢を与えてあげることで、無理して学校に行かなくてもいいという安心感から痛みが和らいで、遅刻して学校へ行けるケースもあります。
こどもだからと色んなことを決めつけずに、お子さんの意思を尊重してあげてくださいね。
今回は2日間にわたってこどもの頭痛のお話をさせていただきました。
長い記事を読んでいただきありがとうございました。
こどもたちの頭痛が1日も早く良くなり、笑顔で学校へ行けるよう心より祈っています。
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